2019年8月28日
JAKARTA KOTA STATION
インドネシアの首都ジャカルタ。以前は蘭領東インドに属し、バタヴィアと呼ばれていました。
バタヴィアの玄関口、コタ駅。オランダ植民地時代の置き土産です。
アーチ構造体でホールの大空間を確保しています。高窓からの採光により欧州の大聖堂のような明るい大空間が実現しました。
ここは終着駅であり始発駅。このホールでも様々な旅のシーンが見られたのでしょうか?
2階にホールを見下ろすバルコニーがあります。長旅への出発前、ワクワク感を募らせてここを通り過ぎて行ったのでしょう。
バルコニーに面して配置されたドアの向こうには、長旅の前に休憩する出発ラウンジなどがあったのでしょうか?
街に面する側にもバルコニーがあります。
2階の奥の方には、ステンドグラスの大窓に面する小ホールがありました。
コロニアル建築。 金柵などの細部のデザインが自由で参考になります。
出口ではバタヴィア・ネコが見張りをしています。先祖はオランダから来たのでしょうか。
駅の通りに面して南側には、オランダ人建築家シュマケルの1921年のデザインによる、白い建築が佇んでいます。
オランダの保険会社OLVEH( Onderlinge Verzekeringsmaatschappij Eigen Hulp )の建物として建てられました。